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”六条院公園 ブランコ入ル”とそこは、

「そのうちcaf SNC」。

「六条院公園 ブランコ入ル」
思わず二度見してしまうような住所に惹かれ、訪れたのは京都・五条高倉を下ると右手にある「六条院公園 」。
アスレチックジムや子ども用の遊具が配置された広々としたその公園の、ブランコの奥に見える、ひときわ目を引く青空のようなブルーの塀。
全国探しても公園の中にあるカフェなんて、唯一ここだけではないでしょうか?!

小鳥のさえずり。子どもたちの笑い声。ママさんたちの立ち話。外国人観光客から聞こえる多国籍な言葉たち。
そこにあるのは完ぺきなまでに平和な音と、空間でした。

今回は、そんなほっこりした場所をみなさんにもご紹介したいと思います。

「公園カフェ」との出会い。





黄色いのれんをくぐり店内に入ると、青いシャツに赤の帽子がトレードマークのオーナー:浅井琢也(たくや)さんが優しい笑顔でお出迎えしてくれます。

浅井さんがここでカフェを始めたのは3年前。元々は東京のIT企業で働いていましたが、脱サラを決め、その当時奥さんが滋賀県で働かれていたこともあって関西に移住してきました。
ひとりでカフェがしてみたい…その夢を叶えるべく、選んだ土地は京都。とりあえず物件選びに出かけた際、一番初めに紹介されたのがこの場所だったのです。

赤ちゃんからお年寄りまで、さまざまな人たちが集う場所。









六条院公園は、朝はご近所のおじいちゃんおばあちゃんが散歩で訪れ、14時頃になると幼稚園のお迎えを終えた親子連れが遊びに来ては15時ぐらいに家路に向かい、入れ替わりで学校帰りの小学生がブランコやアスレチックジムを使って遊び回ります。
子どもたちの楽しそうな笑い声が響き渡るその風景に、浅井さんは強く惹かれたと言います。

当時は公園と物件の間に塀があったのですが、それを取り除けるよう役所に掛け合い、今のカタチを実現することになりました。浅井さんは、公園側に出入り口を設計することを認めてもらう代わりに、「公園を必ずよくします」と約束されたそう。

浅井さんは毎日子どもたちを見守り、公園が美しく保たれるように掃除もします。
「赤ちゃんからお年寄りまで、さまざまな人たちが集う場所にしたい。そんなささやかなことから、少しずつ社会を良くしていきたいと思ってるんです。」そう優しく話す浅井さんの背景には、「公園を必ずよくする」と約束した責任感も込められているのかもしれません。







浅井さんに「特等席ですよ」と案内された奥の席は、コーヒーを飲みながら子どもたちが遊ぶ様子を眺めることができます。
子どもが公園で遊んでいる間、ここでママさんたちがゆっくりコーヒーを飲みながらおしゃべりすることもあるのだとか。見えるところに子どもたちを確認することができるので、安心ですよね。





あらっ?!
こんなところに小さな浅井さんが…!と思ったら、くまのパディントンでした。
ちょこんと座って、入ってくるお客様をお迎えしてくれています。





お店の名前の由来となった「そのうちプラン/ヨシタケシンスケ( 遊タイム出版)」。
イラストレーター・ヨシタケシンスケさんのファンだという浅井さんが、お気に入りのスケッチ集からインスピレーションを受けて名づけられました。
隣にあるお店のフライヤーは奥様が描かれたもの。店内も含めて、奥様の描いたこの絵を「設計図」としてお店を作られたのだとか。まるで絵本の世界が実世界に飛び出してきたような感覚。窓から顔を出す浅井さんもそのまんまです!









そのうちcafの珈琲豆は、浅井さん自ら自宅で焙煎までされています。中華鍋で好みの焙煎具合に調整されているのだとか。
店内では手挽きのミルの心地よい音と、立ちのぼるコーヒーの香りに癒されます。







コーヒーを注文すると、一緒に出してくれるお茶うけ。この日はブラウニーでした。なんと奥さんの手作り!甘すぎない上品な味がコーヒーに合います!お客さんの差し入れがお茶うけになることもあるとか。
今日はどんなお茶うけがでてくるのかな…?そのうちcafを訪れる、ひとつの楽しみになりますね♪





右下に写っている大きな瓶は、子どもジュース用のシロップ。ウメかヤマモモの自家製ジュースは、ソーダで割ると爽やかでほんのり甘い味わい。ヤマモモは奥さんの職場近くにできているものを、ウメは実家の梅の木になった実を摘んで作っているのだとか。





公園に忘れられていたグローブやバドミントンのラケットたちが、貸し出し用としてお店に置かれています。
キャッチボールをして遊んだら、また休憩しに戻ってきて…。「飲んだら帰る」ではない、入るのも出るのも自由のようなすべてを包み込む温かい包容力は、浅井さんの人柄がそのままお店の空気感に表れています。

「ボールは?」と尋ねると、「公園のどこかに転がってるよ」と、茶目っ気たっぷり。





木のぬくもりを感じる天井に、モモンガやコウモリのぬぐるみが気持ちよさそうに飛んでいます。

壁にあるのはお客さんとして来店もされる作家さんの作品たち。新たな試みとしてお店でのギャラリー展示の企画を始めたそうで、様々な方が作品に触れる機会になったり、新たな交流が生まれることもあるのだとか。
中には小学生の女の子が描いたかわいらしい作品もありますよ。





いかがでしたか?
「……ブランコ入ル」そんな珍しい住所を見かけたら、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

<そのうちcafe SNC>
〒600-8182 
京都府京都市下京区塗師屋町119
※五条高倉下ル 六条院公園 ブランコ入ル(青い塀と黄色い暖簾が目印です)
TEL:090-1767-0126
【営業時間】
11:30〜20:00
※無休
https://peraichi.com/landing_pages/view/sonouchicafesnc/


 

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