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そうだ、久しぶりに本を読もう

【少しユニークで懐かしい気分になる小説特集】

こんにちは。久しぶりに読書しました元・本の虫の荒牧です。 みなさん読書は好きですか? 私は小学校低学年くらいから、中学校卒業まで毎週土曜日は必ずと言っていいほど図書館に通っていましたが、歳を重ねるごとに物語を読む習慣が少なくなり、ニュースやコラムなどを手軽にスマートフォンで読む機会が増えた気がします。ただ少なくなったとは言え、時々小説を読むのですが、物語が日常生活に与える力は健在です。 最近は同じニュースばかりで「なかなか気分が上がらないなぁ」と思う時に小説を読むと、自分だけの別の世界に連れていき、まるで昔からの友人が話しかけてくれている、そんな不思議な気持ちになります。 今回は、僕が最近読みました「少しユニークで懐かしい気持ちになる」小説をご紹介いたします。 有名な著者から、意外と知られていない作品までご用意いたしましたので是非楽しんでください。

4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて (著:村上春樹 短編集『カンガルー日和』より)



【あらすじ】4月のある晴れた朝、原宿の裏通りで「僕」にとって100パーセント、完全に好みの外見の女の子と奇跡的にすれ違う。
しかし、声を掛けることは出来ずに彼女は雑踏へと消えていき、どうすれば声をかけて振り返ってもらえるかを妄想する。

【友達のブログを見てる気持ちになる度★★★★★】
かの文豪・村上春樹の8ページだけの短編集の中に入っている小説で、読むのが早い人だと5分ぐらいで読める手ごろさが魅力の本作品。出会いのシチュエーションは、まるで映画の1シーンのように「日常の中でありそうなドラマチックさ」がとても伝わりドキドキしました。ただ、その後声を掛けることができなかった主人公「僕」のユニークな妄想に、「まぁなんてロマンチック」と思うよりも「面白いこと考えるなぁ!」と思う人が多そうなくらいトリッキーな仕上がり。
始まることなく終わった恋に、どんな物語を付け加えるのか。「僕」の頭の中だけの冒険を覗き見ると少し元気をもらえます。

不帰の初恋、海老名SA (著:坂元 裕二『往復書簡 初恋と不倫』)



【あらすじ】中学生の明希は、とあるきっかけでクラス中から無視をされるようになった同級生の広志に手紙を書き、文通をするようになる。やがて2人の心は通い始めるが、明希の転校を機に、明希と広志は離ればなれになってしまう。
時が流れ、バスの運転手と結婚することになった明希は、恋人が運転する高速バスの車中で、広志に結婚報告の手紙を書く。しかしその数時間後、バスは死者8名を出す大事故を引き起こし、明希の恋人はそのまま逃亡をする・・。

【ぽっかり空いた心の穴にすっぽりはまる度★★★★★】
『東京ラブストーリー』、『カルテット』や、『最高の離婚』、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』など例を出したら切りがない名脚本家・坂元裕二が描く手紙とメールのみのやり取りの小説。中学時代の初恋は、なんとも言えない爽やかさがあり、お互いが意識しているのを覗き見しているみたいで、見てるこちらが照れてしまうようなリアルで無垢なやり取りが前半の魅力。特に明希の距離感が絶妙で、積極的ではあるのだけれど品と聡明さを感じる手紙の内容に注目です。
後半は、スリリングな大人の会話劇で、明希が中学校から転校して連絡を取らなくなって10年以上は時が経過したことがメールのやり取りで分かります。お互いがどんな人生を歩んできたのかが、バスの横転事故を起こし逃亡中の婚約者の謎を軸に語られます。この小説を読み終わった時、なにか心の中の空洞がすっぽりとはまった気持ちになりました。
例え、恋愛ではなくとも生活の中で時折感じる空虚さをこの手紙のやり取りが埋めてくれることでしょう。

横道世之介(著・吉田修一)



【あらすじ】1980年代後半、長崎から1人上京した横道世之介の大学生活を描く青春小説。バブル真っただ中、友達の結婚に出産、学園祭でのサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会いなど様々な出来事がおきるが、持ち前のまっすぐさで、周囲から愛され、友人らも世之介との出会いは青春時代の大切な思い出となる。

【世之介の愛くるしさ度★★★★★★★★★★★★】
有名キャストで映画化された青春小説。主人公の世之介がイケメンでもなく、頭も良くもなく、授業もさぼりがち、かといって性格は悪くなく、友達も多い、いわゆる普通の学生が主人公でその和やかさがこの物語のキーポイントです。男気はあるんだけど、どこかかっこがつかない世之介っぽい人は、誰もが思い当たる人物がいるのではないでしょうか?1年間の話を1か月刻みで物語が展開し、サークル活動、初めての彼女、自動車免許の取得など、それはあまりに普通の出来事なのに、読み終えるとどうしようもなく横道世之介が愛しくなるのは自分の周りの世之介を無意識に探しているからなんだと思いました。久しぶりの友人に連絡がとりたくなりましたね。



いかがでしたか?
久しぶりに読書したら、すっかり小説の登場人物たちの虜になりました♪共有できる楽しみも素敵ですが、自分だけの世界に入り込める小説の世界も生活を豊かにしますね! 次回もお楽しみに!

 

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