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ご夫婦の想いが詰まった古民家で

レコードの音楽とお食事が楽しめる

「お皿とスプーン」

こんにちは。
kirarioインテリアの佐竹です。

皆さんは、音楽を聞きながらお食事をされることはありますか?
私はテレビを見ながらご飯を食べることが少なく、ラジオや好きな音楽を聴きながらご飯を食べることが多いです。

今回、ご紹介するのはレコードを流しながらお酒に合うご飯を提供するレストラン「お皿とスプーン」。私自身、いろんな世代の音楽が好きですが、特に70年代や80年代の洋楽が好きなので、どんな音楽が流れているのかワクワクしながら、経営されている笑顔が素敵な多田さんご夫婦にお話しをお聞きしましたので、是非ご覧ください♪


間借り営業を得て、実店舗を設立

お店がある場所は京都の中心地、京都市営地下鉄烏丸線「五条」駅から歩いて4~5分のところにレストラン「お皿とスプーン」はひっそりとした佇まいで存在します。
「お皿とスプーン」は、多田摩耶彦(まやひこ)さん・晶子(あきこ)さんご夫婦お二人で経営されています。
摩耶彦さんは元々していた仕事を辞めてから4年間、晶子さんは大学を卒業後5年間カフェで働いていました。
食べることはもちろん、ご飯を作ることも好きなお二人は「自分のお店を立ち上げたい」と思ったことがきっかけだそうです。

2019年夏頃から阪急西院駅の近くにある、キッチンスペースの許可を取得されている美容室「YAK(ヤック)」よりお声がけがあり、月1回の間借り営業を始めたことから「お皿とスプーン」はスタートします。
その後、翌年2020年からはJR丹波口駅付近のカフェ「Hygge(ヒュッゲ)」のオーナー様からもお声があり、週末の夜のみ「お皿とスプーン」として間借り営業をしていました。そして流れるまま、2021年4月より「お皿とスプーン」の実店舗をオープンされました。

現在「お皿とスプーン」になっている場所は、前にお店をされていた方が出られることになったのでお譲りいただいたとのこと。元々の内装もとてもおしゃれだったそうですが、「お皿とスプーン」風にレコードと大きなスピーカーを置けるように間取りを変更したり、ゆったりとお食事やお酒が楽しめるような薄明りの照明やお知り合いから譲ってもらったヴィンテージ物のインテリアでコーディネートしたりとこだわりポイントもたくさん。




こだわりと想いの詰まったお店の中を晶子さんのご友人に撮影してもらい、レコードのジャケットとレコードを、内装を手掛けるデザイナーさん(摩耶彦さんのご友人)からプレゼントで作ってもらったそうです。
おしゃれなジャケットですよね!




旬の食材をふんだんに使った美味しいお料理

「お皿とスプーン」のコンセプトやお店の思いをお聞きしたところ、しっかりとした取材は初めてなのでメモに書いてきました…!とお二人の思いをひたむきに考えていただいたようで、穏やかな雰囲気のお二人らしい会話が飛び交いました。「【音楽を聴きながら、ゆったりとした空間で旬の美味しいものを肩ひじ張らずに楽しめるお店】です。ご飯やお酒はもちろんですが、音楽も同じくらい楽しんでもらいたいのです。」と晶子さんは仰っていました。
お店のお料理担当は摩耶彦さん、接客とドリンク担当は晶子さんがされています。
ジャンルとしてはフレンチがベースとなっていますが、様々な年齢でも海外の方でも食べやすいようなイタリアン料理・スペイン料理などもあるので嬉しいですね!

「お皿とスプーン」では旬のお野菜や果物をメインとされています。取材の際には「白桃、無花果(いちじく)、モッツァレラチーズ、フレッシュハーブのサラダ」をいただきました。名前の通り、夏が旬の果物がふんだんに使われていましたよ。ジューシーな桃と無花果の甘味と、いろんな種類のハーブの苦みが合わさって、爽やかな味でした!とっても美味しくて、オススメです♪
※8月に取材をさせていただきましたので、メニュー内容に変更がある場合がございます。
 期間につきましては「お皿とスプーン」様へご確認下さい。

一緒に使われている「バジル」と「ミント」のハーブは、多田さんのお庭で育てたものだそうです。養蜂をされている晶子さんのご親戚から隠し味で使われている生ハチミツをもらったり、他メニューで使用しているお魚も漁師のお知り合いがいてその方から調達したりと、いろんな繋がりの中で経営されているようです。いろんな美味しい食材を、すぐ手に入れることは羨ましいです!


白桃、無花果、モッツァレラチーズ、フレッシュハーブのサラダ





奥ゆかしさのある飲食店

お店に入ってすぐに、たくさんのレコードとレトロなインテリアが飾ってあります。インテリアはお二人で集めたものと、前のお店の方が残されたものを組み合わせてディスプレイされているそうです。
少し薄暗い照明がお酒も進みそうなムード漂う雰囲気を醸し出していたり、奥ゆかしさもあったり、とてもおしゃれなお店ですよ。天井もとても高く、広々とした空間が広がっています。


お食事スペースには、お店ご自慢の幅80cmくらいある大きなスピーカーが置かれていて、その70年代の味のあるスピーカーからは、アナログ感があるけれど心地の良い音が流れています。
レコードや昔ながらのカセットテープを集めることが趣味の摩耶彦さん。ジャンルは問わずいろんな音楽を聴かれるそうですが、お店の中ではよくシティポップを流していることが多いそうです。またシティポップ以外にも、その日の気分やお客様の雰囲気や年齢層を見て、流す音楽を決ることもあるみたいですよ。
レコードで音楽を流している飲食店は、ジャズミュージックをメインでかけていることの方が多いように感じますが「お皿とスプーン」は、シティポップ・ロック・ポップスなどの歌詞の付いている曲を流し、音のリズムにのって少し身体が揺られるような心地よい空間となっています。
摩耶彦さんは、「非日常的な空間の中で、いろいろ忘れて音楽に浸りながらゆっくりとお食事を楽しんでもらうことが一番なので、耳触りの良い曲を選択しています」と仰っていました。
取材後にお互いの好きな音楽の話をさせてもらい、80年代ポップやロックが好きとお伝えしたところ、すぐにシンディー・ローパーのレコードを流してくれました♪
とても親切でお気遣いが素敵なご夫婦ですよね…!
大きなスピーカーから流す音楽は、高くて広い天井へ反響してどこにいても聴こえて、いい音がなるんですと教えてくれましたよ。






自分たちだけでなく周りの人々も巻き込んで

多田さんご夫婦は、「お酒の提供や飲食店への出入りまでもが制限されている現状、続けていくだけでもいろんな工夫をし続けないといけないと思うのですが、私たちはあまり欲を出し過ぎず、生活の一部として楽しくやっていけたらと思っています。」とゆったりとした雰囲気のあるお二人らしいお言葉をいただきました。
また、今後はアクセサリーや陶器作りをされている晶子さんのご友人たちのために販売出来る場所を提供したり、「お皿とスプーン」の食事と器作りをしているご友人とのコラボをしたりなどいろんな工夫もしていけたらいいなと教えてくれました。





いかがでしたか?
「お皿とスプーン」では自家製のシロップを作って、美味しいお酒やソフトドリンクも提供されています。是非、「お皿とスプーン」で皆さまも音楽に浸りながらお食事やお酒を楽しんではいかがでしょうか?
いろんなアーティストのレコードも500円~販売していました♪
もちろん、音楽好き・レコードやレトロなもの好きは必見ですよ!!
※緊急事態宣言中は、お酒の提供がされていない場合もあります。詳細につきましては、下記のInstagramにてご確認をお願いいたします。


▽お皿とスプーン
17:00-20:00 (ラストオーダー19:00)
※2021年9月12日まで
水曜定休+不定休
木金は18時までワンオペです
〒600-8303京都市下京区銭屋町249

https://www.instagram.com/osara_to_spoon/



 

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