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【本とわたしの物語 Vol.4】

エッセイが教えてくれる人生観

こんにちは、キラリオインテリアの日高です。
みなさんは笑いたい時やふっと力を抜きたい時に読みたい本はあるでしょうか?人生観を面白く語ったエッセイ本なんかは、そんな時にぴったりですよね。今回はキラリオスタッフの増田さんに、お気に入りの一冊にまつわるお話をお聞きしました。

好きな芸能人のエッセイに触れて

増田さんのお気に入りの一冊はこちら。



『そして生活はつづく』文春文庫


ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」などの作品で人気を博した星野源によるエッセイ本。俳優だけでなく音楽活動や作家など、幅広く活動される星野さんによる、初めてのエッセイがこちらの本になります。増田さんは特に、星野さんが送る日常を面白おかしくとらえた視点で書かれた文章に強く同感するそう。



「この本と出会ったのは、前の仕事を辞めて求職中の時期でした」
もともと星野源が好きだった増田さん。普段は読書を積極的にする方ではなく、読もうと思って買った本をそのまま積み重ねてしまう、いわゆる「積ん読」をしがちだとか。それでも一度ページをめくったらスラスラと読めたのがこの本だったそう。
「エッセイの中では、日常での失敗談とか、ずぼらでだらしない生活のことが結構書かれているんです。でもそれが人間味を感じるし、くすっと笑えるような文章で書かれていて。その中でも、たまにはっとするような生き方に対する考えも書いてあったりして。読んでいて元気が出る本でした」



増田さんは、くすっと笑いたい時や肩の力を抜いて楽になりたい時に、ふとこの本を読み返したくなると言います。
「芸能人ってキラキラしているイメージがあったんですけれど、私たちとそんなに変わらない、ちょっと抜けた一面があるんだなって思えます」
星野さんの意外な素顔に共感を覚えたという増田さん。たしかに、芸能人という肩書で見てしまいがちですが、彼らも私たちと同じく仕事をしている人間ですもんね。テレビで見れば多才で皆が憧れるような人でも、裏では朝起きて歯を磨いてご飯を食べて……と、日常を送っているし、同じようなことで苦労したり、同じようなことを考える。そんな姿に親近感を抱いたり、自分も頑張ろうと勇気をもらえたりするんですね。
普段はなかなか聞く機会がない誰かの人生観に触れることが出来るのが、エッセイの魅力ですね!

暮らしに対する考え方を振り返る

「つまり、一生懸命生きなきゃ毎日はおもしろくならないってことだ。」
(203ページ14行目より引用)

ただ笑える本としても読める中で、この言葉がとても印象に残っているという増田さん。
「すごく素敵な言葉だな~って。自分ももっと暮らしと向き合ってみようと思いました」



「ささやかな考え方ひとつで生き方は変わる。そんな人生観を教えてくれるけれど決して小難しくなくて、カバンに入れて旅行に持っていきたいって思えるような本です」

たしかに、日常ってひとつひとつを意識しないとただ同じようなことの繰り返しに感じてしまいがちですよね。「丁寧な暮らし」という言葉があるように、暮らしに対する考え方を変えないと、ただなんとなく日々を過ごしてしまいそうです。
日常を大切にする視点があるからこそ、毎日の暮らしは楽しくなる。それを教えてくれるエッセイなんですね。そして、その本を大切にされている増田さんの考え方も素敵だなと感じました♪



いかがでしたか?
誰かの人生観に触れることが、前を向いたり自分の生活を振り返るきっかけになるのかもしれませんね。素敵な生き方の参考に出来る人を見つけるために、エッセイに触れてみるのも良いかもしれません。

 

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