「ピニョ食堂」があるのは、京都の中心部「京阪三条・地下鉄三条駅」から徒歩5分ほどの場所にあります。ちょうど仁王門繁栄会という通りの入り口に位置しています。お店の名称である「ピニョ」とは韓国語でかんざしを意味するそうです。お店の名前の由来は、単純に響きが可愛かったからだそう。でも確かに一度聞いたら、印象に残りますよね。
辛さ控えめの優しい味わいのスンドゥブを五穀米と一緒にいただく健康的なスープ定食。熱々の鉄鍋の中でグツグツと音を立てながら目の前に現れたスンドゥブはアサリの出汁の風味が広がり、さらに食欲をそそります。像しているスンドゥブよりずっとあっさりした味わいで、辛さも控えめです。これなら辛いものが苦手な方でも食べれるのではないかと思います。
全さんが今も「先生」と慕う料理研究家なすんじゃさんとの出会いがお店を始めたきっかけ。
なすんじゃさんは、朝鮮宮廷料理を本場韓国で第一人者から学び、アレンジなどを加えない本来の味を継承。京都を拠点に活動している人だそうです。
京都に本格的な韓国料理の教室があると知った全さんは、すぐさま通い始め、日本人に馴染のある韓国料理は、どちらかというと刺激的な味が多いが、なすんじゃさんの料理は違い、「驚くほど滋味深く淡白な味でした。僕自身も刺激のある味で育ったので、本当に衝撃を受けました。こんなにも美味しい韓国料理はもっと広めたい。だったら、それをスープにして伝えようと決意したんです」とオーナーの全さんは話されていました。
素朴で味わい深い本場韓国のスープ料理を堪能したい方にはおすすめのお店です。
ピニョ食堂
住所:京都市左京区孫橋町18-3
電話:075-746-2444
Instagram:https://www.instagram.com/pinyoshokudou/