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涼しい音色を奏でる風鈴とお寺

「正寿院 風鈴祭り」

こんにちは!kirarioインテリアの佐竹です。
まだまだ残暑が続きますが、京都では8月16日の五山の送り火が終わると、一気に秋に向かっている感じがします。少し季節がはずれてしまいましたが、今回は風鈴についてキラリオマガジンを書かせていただきます。

風鈴のイメージって夏になると縁側に吊るされていて、風が吹くと「ちりん、ちりん」と涼しげな音が響き、涼を感じる夏の風物詩のイメージですよね。

私もなんですが、最近は風鈴を出して吊るすこともなくなり、また外でも風鈴自体をあまり見かけることが少なくなっているように感じます。

私自身、マンションに住んでいますが、いざ風鈴をベランダに吊るそうと思っても、ご近所さんに迷惑かな?なんて思って、結局部屋の中で吊るしている状況。

そこで今回は、飾りたくても飾れない風鈴を「飾られている場所」へ見に行けばいいじゃないか!と思ったことと、そしてインスタグラムで風鈴がたくさん飾られている綺麗なお寺が京都にあることを思い出し、風鈴で有名な「正寿院」に行ってきた様子をお届けします。

お花や青紅葉が入った風鈴や、色とりどりのカラフルな江戸風鈴など、涼を感じる夏の風物詩「風鈴」を是非お楽しみください。



正寿院の風鈴祭り

正寿院は、JR宇治駅から東にある山道を車で約40分のところにあります。
山の中にあるので、京都市内と比べて約5度前後も気温差があり涼しいそうですが、今年はお盆期間から雨が多くさらに気温も低かったことにより、長袖でちょうどいいくらいとても過ごしやすかったです。





正寿院では、毎年夏に「風鈴祭り」を開催しているため、風鈴寺とも呼ばれているそう。
今年の風鈴祭りは、例年とは異なり5月1日から9月18日まで長期にわたり開催されています。
※期間については、年毎に異なることもございます。詳細につきましては、正寿院の公式ホームページをご確認下さい。





色とりどりの風鈴

正寿院では、風鈴のガラスの内側に季節のお花が入っている珍しい風鈴が有名です。
季節毎にお花の種類が増えていくそうで、5月には「青もみじ」、6月には「あじさい」、7~8月「ひまわり」9月には「コスモス」と、どのシーズンに行っても楽しめます♪
私の大好きなあじさいの風鈴があったことが嬉しくて、あじさいの風鈴の間に挟まって撮影していました。
また、青や赤など色とりどりの「江戸風鈴」と呼ばれる風鈴もあります。わざとガラスの鳴り口をギザギザにすることが「江戸風鈴」の特徴的ですよ。
その名の通り、職人さんが江戸時代から代々受け継がれている製法だそうです。


このカラフルな色をしているものが江戸風鈴です



青もみじが入っている風鈴








陶器のてるてる坊主も一緒にありました。雨粒が付いていて汗をかいているみたいで可愛いですね。
てるてる坊主のおかげか、撮影している間は雨が降らずにいてくれました。

風鈴の音色

正寿院に飾られている風鈴は、「カランカラン」と少し低めな音が鳴り、風が吹くたびに前後左右いろんな場所から風鈴の清涼な音色が聞こえてきます。
風鈴とセミの鳴き声と、涼しい山風に吹かれ、ゆったりとした時間が流れていくのが感じられました。







正寿院の猪目窓(いのめまど)

正寿院のお寺の中には、猪目(いのめ)というハート型に似た模様の窓があります。
ここも正寿院ならではの有名スポットですよ。
そこから覗く景色は、緑が綺麗に見え、黄緑色のハートが浮かびあがって見えました!
また、夏シーズン限定で16時頃になると西日が差し込み、猪目模様の影「幸せのおかげ」
が出てくるそうです。
何だがロマンチックですね。





猪目窓のあるお部屋の天井には、いろんな絵が描かれた天井画があります。
160種類の絵があり、春夏秋冬を感じられるものから、青龍や白虎といった守護神もあります。
天井画を見るときは、畳の上で仰向けになって眺めてもいいのです♪
是非ご覧になる際は、1枚1枚の素敵な絵をじっくりと見てみてはいかがでしょうか。



正寿院はとっても涼しく、もう一度、涼を求めて出歩きたいオススメスポットの1つです!
そして、風鈴の絵付け体験も実施されていたので、私も体験しました。
次回は、絵付け体験の模様を配信いたしますのでお楽しみに☆彡





▼正寿院
住所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
電話:0774-88-3601
http://shoujuin.boo.jp/

※風鈴まつりについて
緊急事態宣言発令に伴い、2021年8月20日~9月12日まで拝観時間が短縮変更【9時~16時まで】となります。
詳細につきましては、HPをご確認下さい。

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