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茶・道具・内装

こだわりが詰まったお茶のカフェ「aotake」

すっかり木々が茶色く彩り、秋が深まりましたね。
日中は、秋晴れのぽかぽか陽気で過ごしやすい日々が続いていますが、北風が吹くと肌寒く手足も冷えます。そんな時は、温かい飲み物が飲みたくなりますよね。なので、今回は、日本茶・紅茶・中国茶を専門としているカフェ「aotake(アオタケ)」のオーナー田中さんから、お茶について教えていただきました。田中さんセレクトのお茶は、上品な味わいで美味しく、高級感溢れる茶葉を使用されています。
また、店内にも田中さん独自のこだわりがいっぱい詰まっていますので、茶葉だけでなく店内の様子もご一緒にお楽しみください♪



お茶に秘めた思いから

「aotake(アオタケ)」は、JR京都駅から徒歩10分以内のところにあります。
元々、「aotake」のオーナー田中さんは、木砂川の付近にある竹林に囲まれたロケーション抜群といったようなところでカフェとギャラリーをされていました。お茶を提供しながら「ここに来たら、美味しいお茶が飲める。ここに来ると、こだわりのお茶が飲める。」という想いを大切にされていました。そのため、“素敵なロケーションのカフェだから行きたい”といった思いを目指して来店されるお客様が多かったのもあり、“もっとお茶にこだわりたい、本当にやりたいこととは少し違う”と違和感を覚え、今の「aotake」を開店されました。







古い建物を改修してカフェスペースに展開

お店の外見は昔ながらの木造建築、“古都の情趣を味わえる”趣のある建物です。お店の中は心落ち着く空間となっていますよ。
元々、建築や内装デザイン関係のお仕事をされていた田中さんは、古い建造物や京町家を守っていこうという活動をされていました。古い建物にお住いの大半は高齢者の方々のため、メンテナンスを一人でするにもはかなり重労働で尚且つお金もかかります。そういった高齢者の方々に、建物に関する支援をしているところへ手続きのアドバイスや手助けを、活動を通してされているそうです。その活動をされていたこともあり、今のお店(建物)をその活動をされていたご友人から紹介いただいたと仰っていまいました。
当時の建物の内装ではカフェをすることは難しい状態であったため、お店を開く前に内装デザインを全て田中さんが提案し、1階は全面改修・2階はその当時の状態を残されたそうです。
2階は、「以前は和紙が貼られていましたが、剝がしてみると味のある色味の壁が出てきたので、そのまま使用しているんです。」とそのままの状態を生かす方法もあるんだなと勉強になりました。
階段の幅を縮めた時に出てきた端材で違い棚にしてリサイクルしたり、天井板の木材を使って壁につけたりと、古びた雰囲気もありつつも、新しい他にはない雰囲気を出されています。お茶だけではなく、以前ギャラリーで販売していた古材を使ってテーブルや椅子をデザイン・プロデュースし、大工さんに作ってもらったと茶の間に使われている物の話もお聞かせいただきました。
お茶の講座もお店内でされていますが、【木造建築をローコストで改修するには】という建築関係の講座もされているので、ぜひご興味のある方はご参加されてみてはいかがでしょうか。
※講座につきましては、aotake様のHPまたは、Instagramにてご確認下さい。







道具から美味しさを味わう

中国茶に興味を持たれた田中さんは、あまりにも数多く、名前からしても難しいし馴染みもなかったこともあり、中国茶は専門講師に教わったそうです。
「aotake」では、中国茶用の道具を使ってお茶を提供されています。また、キッチンスペースには沢山のお茶の道具が並んでいます。
田中さんは、お茶について学び触れることができる【お茶の入り口】という講義もされています。お茶を美味しく入れるには“お湯の温度、茶葉の量、お湯の量”が大切だそうで、家に一人用の急須は持っていないという方が多く、急須の種類・特性などをお伝えされています。











いろんな種類のお茶がありますよ。

一煎目の美味しさと、美しい茶葉の開き具合を見て感じて欲しい

「aotake」では、田中さんが紅茶のバイヤーに聞いた旬の紅茶を出され、日本茶は「手積みの玉露」「冠せ茶(かぶせちゃ)」といった高級茶を出されています。中国茶自体は、燻香(くんこう)という燻した匂いの癖が強いものが多いようですが、「aotake」でだしている「正山小種(ラクサンスーチョン)」は燻香が少なくまろやかな風味のものをセレクトしています。田中さんは、「農園によっても茶葉が全く違うので、面白いんです。」とセレクトすることも楽しまれています。
夏はアイスティ、冬はホットと季節によってメニューは変わります。
茶葉をそのまま急須へ入れて飲むことが出来るリーフティを専門とされているのもあり、一煎目の入れ方がかなり大事だそうで、お湯を入れ過ぎてしまったり、蒸らし時間を長めにしてしまったりすると二煎目は水っぽく、お湯っぽくなってしまうそうです。そのため、一煎目は必ず田中さんが注いでいます。私も田中さんに「冠せ茶(かぶせちゃ)」を注いでいただきましたが、口当たりの良い渋みと最後にすっきりとした甘みが残り、とても美味しかったです!
「日本茶と中国茶は、注ぐ前にセレクトした自慢の茶葉を見ていただいています。」と田中さん。美味しいお茶だけではなく、綺麗な茶葉の様子までも堪能出来ますよ♪







ほっと一息、ちょっと贅沢をされたいときに、身も心も温まるホットティーを飲みに行きたくなりますね♪
また、田中さん自家製のほうじ茶のシフォンケーキや白玉など美味しそうなお菓子もありますので、ぜひ田中さんセレクトの美味しいリーフティと一緒に召しあがってみてはいかがでしょうか?

▼aotake
京都市下京区7条通高倉材木町485
11時〜18時(L.O 5時半)
火、水曜日休
電話 070-2287-6866
※4人以上連絡下さい
URL:http://kyoto.aotake-heigo.com/
instagram:https://www.instagram.com/kyoto_aotake/


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