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子どもに読んでいた絵本。

親の心に残っている5冊。

キラリオインテリアの竹中です。
先日、子ども向け家具の撮影があり、自宅にあるおもちゃや
ランドセル、絵本などを大量に撮影スタジオに持ってきました。
撮影が終わり、すぐに自宅に持って帰ればいいのですが多い荷物に
目をつぶり、私のデスク横に今も積んであります・・・。

ふと休憩しているときに荷物の中から絵本を取り出して何年振りかに
読んでいると、とても懐かしく子供たちが小さかった頃を思い出して
少しほっこりしていました。

何十冊もある絵本の中でも、鮮明に記憶に残っている本は表紙も
中身もボロボロに。

子どもが好きな絵本を何回も、何十回もおねだりされて読んでいたんだと思います。
本日のキラリオマガジンは、完全なる個人の好みではありますが大好きな絵本を5冊ご紹介させていただければと思います。


「おばけのてんぷら」
著者:せなけいこ
出版社:ポプラ社
発売日:1976年


絵本


最初にご紹介させていただく絵本は
この絵本に出てくるおばけは、全然怖くなくて、可愛いんです♪
天ぷらをつまみ食いしている、嬉しそうな顔や表情が何とも可愛いんです。

天ぷらの材料を揃えるところから、実際に作ってみるところまで描写されていますので
普段お母さんがやっている家事の一端を一歩踏み込んで知ることができます。
真似しておままごとをしたり、食べものや料理にも興味を持ってくれるかも知れませんね。

タイトルから想像できる通り、おばけが天ぷらにされそうになるという子ども向けの
お話として、とても面白いストーリーの絵本ですよ。


「せんろはつづく」
文:竹下文子
絵:鈴木まもる
出版社:金の星社
発売日:2003年


絵本


次にご紹介をするのは、登場人物の小さな子どもたちが機械や工具を使って
本当の線路をどんどんつなげていくお話しからスタート。

「山があった。さあどうする?」という問いかけの場面でページをめくると
「トンネルを掘ろう」とトンネル工事をしている場面に変わります。

そして次に、また他の難所が次から次へとあってその度に「どうする?」となります。
場面展開がとてもテンポが良くて、リズム感よくすらすら読める絵本だと思います。

難所があってもそれを乗り越える解決策を自分たちで楽しく導きだす前向きさと、それを行動に移すバイタリティは見ていて清々しい位です(笑)。

子どもに「どうする?」と聞いてあげて、子どもなりに出した答え「○○」に親の顔もきっとほころぶと思いますよ。


「サンタおじさんのいねむり」
作:ルイーズ・ファチオ
翻訳:前田三恵子
絵:柿本幸造
出版社:偕成社
発売日:1969年


絵本


内容は、クリスマスイブの日にサンタさんがはそりに山積みのプレゼントを持って
子供たちの元へ届けにいくところから始まります。

サンタの奥さんがサンドイッチのお弁当とコーヒーを持たせてくれました。

奥さん「町につくまで食べてはだめですよ。
あなたはおなかがいっぱいになると眠くなってしまうんですからね。」

サンタさんはトナカイのそりに乗ってさっそくでかけます。

しかし、連日のプレゼントの準備でほとんど寝ていなかったサンタさん。
そのうちひどく眠くなってきてしまいます。

サンタ「ちょっとひと休みしてあたたかいコーヒーを飲もう。
そうすればきっと目が覚めるだろう」

そう言ってかしの木の根元で温かいコーヒーを飲みました。
コーヒーを飲むと、大好きなサンドイッチが気になり始めたサンタさん。

ついつい「ひときれだけ…」とサンドイッチに手を出してしまいます。

もうひと切れ、もうひと切れと、結局お弁当を全て食べてしまい、
サンタさんはそのまま眠ってしまいました

するとそこへキツネがやってきます。空っぽのお弁当箱をみて状況を察したキツネ。

「このままじゃ、今夜子供たちの靴下にプレゼントは入れてもらえないよ。
でも疲れているサンタおじさんを起こすのもかわいそうだなぁ…」

優しいキツネはどうすればいいか頭をひねり、集まった動物たちはみんなで協力して、少しずつプレゼントを持って運び歩きました。

朝になり目を覚ましたサンタおじさん。
「おや、ここはどこだったかな?」
急に真っ青になり、慌ててそりを見ますが、そこにはプレゼントはありません。

不思議に思っているサンタさんのそばには、
雪にかかれた動物たちからの手紙がありました。

というサンタさんへの動物たちからもらったクリスマスプレゼントというお話です。


「かいじゅうのこんだて」
文:中川ひろたか
絵:村上康成
出版社:PHP研究所


絵本


こちらの絵本は男の子が好きな1冊かもしれません。怪獣がコミカルに描かれていて楽しく読める絵本となっていますよ。

お話の始まりは南の島に住んでいる怪獣が登場。その怪獣は、とっても食いしん坊。
1時にいちじくを1個たいらげ、
2時ににんじんを2本食べ、
3時にさんまを3匹、ぺろりと食べてしまいます。

時の流れととともに、怪獣が食べる食べ物の数や量がどんどん増えていきます。

5時ごはんを5はい、
6時コロッケ6ケ、
7時シチュウー7皿……と、
怪獣の食欲は、留まることを知りません。
食べ過ぎた怪獣は……?

最後に11時に獣医さんに注意されて
12時には、食べることができませんでしたと言うオチに(笑)。
面白くてユーモアたっぷりのイラストが私は大好きな1冊です。


「きみはほんとうにすてきだね」
文/絵:宮西達也
発行:ポプラ社
発売日:2004年


絵本


乱暴で意地悪で嫌われ者のティラノサウルスが主人公。
あるとき、泳げないのに海へ落ちてしまいます。そこで偶然にエラスモサウルスに命を救われ、ティラノサウルスは生まれて初めて「ありがとう」という言葉を口にします。

優しいエラスモサウルスと仲良くなりたくて、彼は自分が乱暴者であることを隠し、そのために嘘を重ねます。

出てくる恐竜はティラノサウルス、エラスモサウルス、ティラノサウルスに
いじめられるスティラコサウルス、および名もなき海の暴れん坊。
ほとんどティラノサウルスとエラスモサウルスの2匹だけでお話は進みます。

ティラノサウルスは、ずっと自分の正体を隠してエラスモサウルスと付き合うのですが、最後の最後にいたたまれなくなってカミングアウトします。

そして本当に分かり合える時が来るのですが、それはもうお別れの時でもあるのです。
(作品中でエラスモサウルスの死に関しては明示されません。しかしラストの描写や裏表紙などを見て、私はこれを”死”ととらえました。)

切ない系のお話でした。ラストも切ないです。はっきり言ってベタですけどね。大人でも読んでグッとくる人もいるかも知れない絵本となっています。

いかがでしたでしょうか?完全に私の私見で心に残っている絵本を5冊ご紹介をさせていただきましたが、絵本って子どもの心にも、親の心にも、大人の心にも伝わるものがある素晴らしいものだと再認識した次第です。


絵本

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